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昔は「中気」あるいは「中風」と呼んでいましたが、突然に手足が動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、意識がなくなったりする発作を「脳卒中」といいます。
脳の血管が詰まって血液が流れなくなったり(虚血性脳卒中:脳梗塞)、脳の血管が裂けて出血する(出血性脳卒中:脳出血・くも膜下出血)などして、脳の組織が障害されることが原因です。 |
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日本では、「脳卒中」で突然死亡する人が非常に多く、1980年までは死亡原因の第1位でした。その後は少しずつ減少し、最近の統計では悪性新生物(ガン)、心疾患に次いで第3位です。医療の進歩により、脳卒中を発症しても死に至るケースは減りましたが、高齢化社会を反映して、脳卒中にかかる人の数はむしろ増えています。 |
脳卒中は誰にでも起こる病気ではなく、危険因子を抱えている人に起こります。脳卒中の危険因子には、高血圧や糖尿病、喫煙や大量の飲酒などがあります。 |
【脳卒中の分類】 |
虚血性脳卒中: |
脳の血管が詰まり、血流が途絶えてしまう。 |
出血性脳卒中: |
脳の血管が破れて出血する。 |
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