脳卒中を起こしてから2週間以内を急性期と呼んでいます。この時期の治療は、全身状態を改善させるための全身管理と脳の状態を改善させるための薬物療法が中心になります。 |
また、発作を起こして2週間以上たつと症状が安定してきて、再度発作を起こさなければそれ以上に悪化しなくなります。この時期を慢性期といいます。この時期には症状に応じた薬剤の使用と、脳卒中を起こす原因となった病気の治療が主体となります。 |
現在までは、主に薬物などによる内科的治療が行われてきましたが、近年では患者さんの身体的負担が少ない手術法も開発されています。 |
脳卒中を起こしたときは、たとえ軽症でもできるだけ早く入院して治療するのが原則です。入院していれば病状が急変したときすぐに適切な治療が受けられ、発病初期にもっとも大切な安静も正しく守れます。 |