天仙液の効果に注目した中国をはじめ、台湾、日本、オーストラリア、アメリカなどの各研究機関で、この漢方薬についてのさまざまな研究や実験が行われている。
例えば、中国の北京、天津、吉林の30ヵ所の医療機関や大学病院で948名の末期ガン患者に対して天仙液の臨床試験が行われた。
その結果、食道ガンや胃ガン、大腸ガンで90%近い有効率があり、肺ガン、肝臓ガン、乳腺ガンでは70%の有効率が認められた。ここで言う有効率とは、必ずしも完治という意味ではない。「ガンが縮小した」ものから「痛みが少なくなった」ものまで含まれた、いわゆる「効果があった」というものだ。また、中期と末期の食道ガンの治療では、天仙液の併用で治療効果が高まるという結果も出た。
いっぽう台湾では、国立台湾大学医学部歯科学部微生物研究所の孫安迪博士と研究グループが、慢性再発性アフタ(体液性、細胞性の変化がともなう口腔粘膜の疾患)の末梢血単核細胞およびTリンパ球における天仙液の免疫調整効果に関する実験を試みた。
この結果、アフタが進行している患者の末梢血単核細胞や腫瘍が、天仙液によって縮小していることが判明。また、ガン細胞の分裂増殖を促すマイトジェンや細胞障害もないことが明らかになった。さらにこの実験で、天仙液によるナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性化と、各種腫瘍細胞への毒殺作用も確認された。
そして日本では、北海道にある新薬開発研究で、腫瘍を移植したマウスに「天仙液」と「天仙液強効型」を用いて抗腫瘍作用に関する試験が行われた。実験は、マウスに14日間それぞれの天仙液を経口投与し、最終投与の翌日に腫瘍を摘出してその重量を測定するというものだ。
そして実験後、天仙液の投与群では、注射用水を投与した対照群に比較して62%、天仙液強効型では82%の腫瘍が減少するという驚異的な結果が得られた。同時に、天仙液の投与によって副作用が生じることはなかった。
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