更年期障害は、女性ホルモンが足りないために起こる自律神経失調症と考えられます。女性の閉経前後に起こる月経異常や自律神経の調整異常、神経や代謝の異常の総称であり、精神的、肉体的に多岐にわたって症状が起きます。
この時期は、卵巣ホルモンの分泌状態が変化する時期であるため、月経異常が起こりやすくなります。それと同時に、身体的、精神的なさまざまな違和感も現われやすくなります。その度合いには個人差があり、更年期と呼ばれる年代の女性のうち、約75%が何らかの症状を実感し、そのうち約25%が日常生活に支障をきたすほどの状態に陥っています。 |