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高脂血症病気について知ろう
高脂血症かな? と思ったら

血液中のコレステロールや中性脂肪が必要以上に多くなった状態を「高脂血症」といいます。多くの場合、自覚症状がないため、知らない間に動脈硬化を促進させ、「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの病気を引き起こす恐れがあります。しかし、きちんと治療していれば、恐れる必要のない病気でもあります。治療の基本は食事や運動ですので、生活習慣を見直すことが大切になってきます。

LDLコレステロールとは?

肝臓から動脈を介して全身の組織へ分配されるコレステロールで、動脈血中のこのコレステロールの量が多いと、動脈壁をはじめいろいろな臓器に蓄積し、障害を起こします。通常、悪玉コレステロールと呼ばれており、血液中にこのコレステロールが異常に多い状態を高コレステロール血症といいます。

HDLコレステロールとは?

全身の組織から静脈血を介して肝臓へ回収されているコレステロールで、血液中にこのコレステロールが多いことは、全身の組織から余分なコレステロールが取り除かれていることを意味します。善玉コレステロールとも呼ばれ、このコレステロールの血液中の量が異常に少ない場合は、全身の組織から余分なコレステロールが十分に取り除かれていないわけで、この状態を低HDLコレステロール血症といいます。

高脂血症の重症度の分類

総コレステロール
(mg/dl)
トリグラセイド
(mg/dl)
LDLコレステロール
(mg/dl)
HDLコレステロール
(mg/dl)
正常値 160〜219 50〜149 80〜139 70〜40
T度(軽度) 220〜259 150〜299 140〜179 39〜35
U度(中等度) 260〜299 300〜749 180〜219 34〜30
V度(高度) 300〜 750〜 220〜 29〜

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