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高血圧症の予防法
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高血圧症の治療と予防においてもっとも重要なのが食事ですが、このページでは食事療法以外の予防法や、日常生活で気をつけることを考えてみたいと思います。 |
ストレス
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精神的緊張やストレスは、著しく血圧を上昇させるといわれています。しかし、現代社会においてストレスを完全に回避することはほぼ不可能といっていいでしょう。ですから、休日にはリラックスし、好きなことをして、ストレスの影響を長く残さないようにすることが重要です。 |
寒さ
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寒い外気にさらされると血管は収縮し、心臓は血液を強く押し出すので血圧は上昇します。ですから、冬には保温に努め、身体を寒い外気にできるだけさらさないようにしましょう。また、乾布摩擦などで寒さに対する抵抗力を養うことも効果的です。 |
暑さ
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逆に暑い日に、水分もとらずに汗をかき続けると、血液の粘度が増して血管が詰まってしまうこともあるようです。また、暑い外から冷房の効いた室内に突然入った場合、血圧が大きく変化する場合がありますので、上着などで調節しましょう。 |
睡眠
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熟睡しているときには、血圧が下がります。逆に眠りが浅かったりすると血圧は下がりませんので、就寝前のコーヒーやお茶は控えましょう。また心配事やイライラがあると眠れませんので、できるだけリラックスして床につくことが大切です。 |
トイレ
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排便時の"りきみ"は血圧を大きく上げます。とくに便秘の人はりきむ時間も長く、力も強いので、便秘にならないように食物繊維を十分にとることが大切です。また、洋式便器より和式便器のほうが血圧を上げるという実験例もあるので、血圧のことを考えた場合は洋式を選ぶようにしましょう。 |
性生活
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性交中、とくに男性は射精後に血圧は上昇します。深酒をした後や、疲労時の性行為は非常に血圧を上げるので慎むようにしましょう。 |
運動
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適度な運動は血管の緊張を和らげて血圧を下げ、コレステロールが筋肉で消費され、血中コレステロール値が低下するという効用をもたらします。また、ストレスの解消にも効果的です。ただ、思い立って急に運動することはかえって危険です。 |
お酒
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適量を楽しく飲む分には、ストレスを解消し、睡眠薬的な効用もあるので一概には悪いとはいい切れませんが、深酒は血圧を上昇させてしまいますので、習慣がある人は節酒を心がけましょう。 |
タバコ
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タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させ、一時的に血圧を高めたり、脈拍を速めたりします。 |
コーヒー・紅茶
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コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、血管を収縮させたり、脈拍を速めたりして、血圧を上昇させる作用をもっています。また砂糖は中性脂肪を増やし、動脈硬化を進行させます。 |
以上のような自覚症状がなくても、定期的に血圧測定を行って自分自身で血圧の状態を把握し、もしも異常が現れたら、医師の診断を受けて、その原因を調べることが大切です。 |
本態性高血圧症は、生活習慣や食事に気をつけ、自己管理を怠らなければ防げます。また重症であっても進行は抑えられ、一病息災で長生きすることも可能です。 |
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