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風邪や熱中症にともなう頭痛や、気や血のめぐりの悪さから起こる頭痛に加え、女性に多く見られるのはストレス性の頭痛や偏頭痛、筋緊張性の頭痛です。多くの頭痛は、頭自体の病気ではなく、どこかほかの部分に原因があるので、まず何が原因で痛みが発生したのかを見極めることが重要です。
また、日常的によく見られる症状のため、軽視されることが多いですが、くも膜下出血など危険の前兆として現れる代表的な症状でもあります。 |
偏頭痛 |
自律神経失調症などに見られる片頭痛は、頭蓋骨、特に髄膜などの血管が収縮し過ぎたため、起こるものと考えられています。
必ずしも完全に片側だけというわけでもありませんが、他の頭痛に比べると左右差の多いものです。
体質的・遺伝的な要素もあり、家族的に親子兄弟が同じ症状で悩んでいることもあります。
若い人にも多く、女性に比較的よく見られます。
別名“血管(収縮)性頭痛”ともいわれます。 |
緊張性頭痛(筋収縮性頭痛) |
肩こりと一緒に首から後頭部にかけて不快な痛みがくることもあり、これを頭痛として感じます。
このあたりの筋肉の緊張が強いためと考えられ、
緊張性頭痛と言われます。
精神的な緊張、こんをつめて細かい仕事や読書にふけったとき、重い荷物を持ったあとなど、肩こりの原因と共通した理由によります。
若い人にも結構多く見られ、この場合にも自律神経失調症の状態や、体質的・遺伝的因子が関係している可能性もあります。
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頭痛の多くは、体のどこかに不調和が生じたことを知らせる警告的な症状です。
特に激しい痛みや徐々に痛みが増す、嘔吐、手足のしびれ、けいれん、意識障害などの症状が出たときは、医師の診療を受けるようにしましょう。
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