プロポリスは4千5百万年以上に渡って存在し、内服外用の両方で治療薬として何千年もの間、人類によって利用されてきました。
プロポリスは一部の樹木の芽からしみ出る粘着質の樹脂です。
蜂達はこの「蜂の糊」とも呼ばれるプロポリスを採集し、花粉(ポレン)入れで巣へともち帰ります。
その後、働き蜂がこれら樹脂に唾液と密蝋のかけらを加えて、蜂の巣自体の強化と、バクテリアやウイルスからの蜂の巣の保護の2種類の目的に使うのです。
プロポリスの使用することで得られる恩恵をもたらすのは、まさにこれらの成分なのです。
プロポリスの成分は?
プロポリスは55%が、樹脂複合物質とバルサム、30%がビーワックス、10%芳香オイル、5%ビーポレンでできています。
化学的にも、プロポリスは非常に多くの成分の複合体であり、あらゆる有効なテンペン、ベンゾイン、フェノール酸などが豊富に含まれております。
またプロポリスには、様々な健康効果を与えることが実証されている、フラポノイド成分が豊富です。
天然の抗生物質/免疫強化作用:
多くの医学記事でも、プロポリスの強力な天然の抗生物質作用が挙げられております。
プロポリスを摂ることで、体の免疫システムが強化され、私たちの体の中に入り込む多くの菌やウイルスと戦う力を養います。
おもしろいことに、蜂は細菌やウイルス性の感染などにとても敏感な生き物で、プロポリスは蜂によって自分たちの巣を外部からのあらゆる感染から守るためにつくられた天然物質なのです。
天然の抗酸化作用:
プロポリスに含まれる大変豊富なフラボノイド成分が抗酸化効果を与えます。
抗酸化物質とは、プロテインやDNAのように重要な複合体で、破壊的な力をもつ酸素やその相対物質から、体の中の組織、細胞を守る働きを持つ物質のグループです。
「酸化的なダメージ(フリーラジカル)が蓄積−フリーラジカルがガンや心臓病、関節炎、白内障形成、記憶障害そして老化などのあらゆる障害の原因であるといわれています」。
フリーラジカルと酸化要因は、環境汚染、大気汚染、食べ物、水などと、外からの環境からつくられています。
化学構成:
プロポリスの中には、180以上の混合物が鑑定されています。
そしてその多くは生物学的に活性物質であることが認識されています。
豊富なフラポノイド(アピゲニン、ガランギン、ケンフェロール、ルテオリン、ピノセンブリン、ピノストロビン、ケルセチンなど)を含み、これらは抗炎症作用、鎮静作用、抗アレルギー作用、抗酸化作用、抗突然変異性の特性を持っています。