赤血球の減少による症状:
抹消組織の酸素不足による、顔面蒼白、息切れ、動悸、全身の倦怠感。
血小板の減少による症状:
止血作用の低下により、皮膚、粘膜、歯肉、消化管、性器、脳などが少しの刺激により出血しやすくなる。
正常白血球の減少による症状:
感染症にかかりやすくなり、風邪をひいたような症状、発熱が見られる。口内炎、肺炎、尿道炎なども生じやすくなる。
臓器浸潤による症状:
リンパ組織で増殖すると、リンパ節、脾臓、肝臓が腫れる。歯肉へ浸潤すると、歯肉が腫れる。骨では骨髄腔を拡大させ、骨折が生じやすくなる。
中枢神経系への浸潤による症状:
脊髄や脳に浸潤することによって頭痛、吐き気、嘔吐、だるさ、四肢麻痺、失禁、痙攣、視力障害、意識障害などが発生する。
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血液検査による異常細胞の有無をチェックする。
骨髄穿穿刺(胸骨あるいは腸骨に針を刺して骨髄液を採取する)。
慢性白血病は症状に乏しいため、たまたま受けた血液検査で異常が見つかることもある。 |
急性白血病の場合:
抗ガン剤による化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植療法。
慢性白血病の場合:
インターフェロン療法、造血幹細胞移植用法、抗ガン剤による化学療法。
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