精神療法
|
うつ病になりやすい性格を修正する認知療法などが一般的です。医師と患者が繰り返し面接を行い、悩みや不安を取り除きます。ただし、初期の頃は、かえって患者にとって負担になることがありますので、十に休養し、薬の効果がある程度現れてから始めます。重症の場合は入院することもあります。 |
医師やカウンセラーに相談することにより、考え方を少しずつ変え、柔軟性を持つようになることが、うつ病を治し、再発を予防することにつながります。 |
● うつ病を治していく上での心構え |
- うつ病は病気であるという認識を持つ。
- 休養が必要である。
- 半年〜1年の治療期間が必要。
- 辛くても自殺はしない。
- 大事な決定は先延ばしにする。
- 治療中の一進一退を理解する。
|
● 周りにうつ病の人がいたら・・・ |
- 不用意に励まさない。
(「期待に応えよう」と、疲労した心身の負担になってしまいます。「頑張れ」と励ますより、休養を勧めましょう)
- 気持ちが疲れているので、気持ちを休めさせる。
- 身体はあまり疲れていないことが多いので、身の回りのことやウォーキングなどの軽い運動をさせる。
- 重大な決断は治ってからさせる。
(悲観的になっているので、判断を誤りがちです)
- 気晴らしに誘わない。
(人といっしょにいることが苦痛に感じることがあります。食事や旅行などに誘うと、かえって悪化してしまう場合もあります)
- 治症状がひどいときは受診を勧める。
(心の症状で受診することは特別なことではないことを認識させ、専門医の治療を受診するよう勧めましょう)
- 本人の言動に注意する。
(自殺を考えるほど深刻な状況の場合、その兆候が現れていることがあるので、注意深く見守り、自殺願望が疑われたら早急に医師に相談して下さい)
|