手術後5年間はすっぱりやめていた晩酌のビールも復活。顔つやもよく、天仙液は元気の素でもある。
★ ガンになったらこの名医にと決めていた
ちょうど60歳のときでしたから、もう8年も前になります。1996年3月、近くの病院で人間ドックを受けたところ、医師に「のどに腫瘍ができている」と指摘されたのです。
当時、持病の糖尿病を除けば特別具合が悪いわけでもなく、そう言われてみればのどに何かひっかかるなあという程度だったので受け流しておくことにしました。しかし、すぐ府立病院で再検査をすることになり、自分でもこれはガンではないかと考えるようになったのです。
そこで私は、かねてから考えていたことを実行しようと早速、患者を撮影したCTフィルムを持って新幹線に乗り込み、東に向かいました。行く先は、神奈川県にある東海大学附属病院です。
実は、あるとき店で食事をしながら雑誌を読んでいるとき、ガンの名医として紹介されていた幕内博康先生(現・同院長)の記事に目が止まりました。以来、もしガンにかかるようなことがあったらこの先生に手術をしてもらおうと心に決めていたのです。
京都を午前中にたって、病院にたどり着いたのは夕方の4時。幕内先生はフィルムを取り上げて「立派なガンですねえ」と、ここで私はあっさりと告知を受けることになります。
4月に入って行われた食道の全摘手術は、胸を開いて肋骨を曲げて胃袋をのどまで持ち上げて接合するという大手術でした。
★ 最後にものをいうのは治すとする精神力
術後は驚くほど早い回復で、5月末には退院予定となりました。私は、長年京都の中央市場で水産卸会社を経営しており、そのせいもあって毎日刺身を食べるほど魚が大好きです。これが良かったのかなと先生も頑健な体質をほめてくれました。
ただ、転移しやすく生存率の低い食道ガンのことですから油断はできません。この先何か信頼できるものがないかと探していた折、天仙液に出会ったのです。よし、これをやってみよう、と決断に躊躇はありませんでした。
もともとそれまで40年もの間、毎日午前4時に起床して市場に出かけ夕方まで仕事、晩には浴びるほどビールを飲むという生活を続けてきたわけです。韓国や中国にも何十回となく商談で訪れるなどバリバリ仕事をこなしてきた身体に、いつか異変が起きるのも無理はありません。
さすがに退院してからしばらくは、元通りというわけにもいかず、一時は95キロもあった体重も激減し、50キロ台までやせてしまったほどです。そして予想していた通り手術してから一年後、肺に転移が見つかりました。
しかし、天仙液を欠かさず1日4本飲み続けた結果でしょうか、いつの間にか腫瘍がなくなってしまっていたのです。3年前に天仙液の開発者王振國先生が来日された折、これからは1日2本でいいとアドバイスをもらい、その後も実行しています。
ガンを克服するのは生半可なことではありません。私はこれまで数十人の方に天仙液をすすめて喜ばれていますが、やはり最後にものをいうのは治そうとする精神力です。自分が体験して痛感しましたが、気合いと根性やというたら言い過ぎでしょうか。
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