●病気について学ぶ/高脂血症●
血液中にはコレステロール、燐脂質、トリグラセイド(中性脂肪)、遊離脂肪酸という4種類の脂質(脂肪)が存在し、血清脂質と呼ばれています。この血液中の脂質の量が異常に多い状態を高脂血症または高脂質血症といいます。また、血液中の脂質はリポたんぱくの状態で存在しているところから、高リポたんぱく血症ともいいます。
4種類の脂質のうち、コレステロールが多い状態を高コレステロール血症、トリグラセイドが多い状態を高トリグラセイド血症といい、高脂血症と呼ぶときはこのどちらかの状態にあるか、両方の状態にある場合を指しているのが普通です。遊離脂肪酸の高い状態も高脂血症とすべきだという説もありますが、前2者と臨床的意味が異なり、別に扱われています。
コレステロールは、人間の身体になくてはならないものですが、基準値より高い(血清中の脂質の量が多すぎる)場合には「高脂血症」と診断されます。 血液中のコレステロール(血清コレステロール)には、大きく分けてLDLコレステロール(低比重リポたんぱく)とHDLコレステロール(高比重リポたんぱく)の2種類があって、このふたつを合わせたものを総コレステロールといいます。
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