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告知について
一昔前までは、ガンは本人には告知をしないことが一般的でした。なぜなら、「ガンは治らない病気」であり、死に至る病気だと言われていたからです。しかし、現在では医療技術の発達や治療法が進歩発展してきたこと。また、苦痛を緩和する方法もいろいろと開発されてきたことなどにより、「ガンは治る病気」に変わりつつあるなかで、必ずしも死に結びつくものではないと考えられ、以前ほどは恐れられなくなってきました。
それに加え、自分の病気を「医者まかせ」にすることではなく、自分の問題として取り組む心構えとして、「知る権利」が強調されるようになり、医師が本人に告知するケースが多く見られるようになりました。告知の後、医師からは治療方法やその後の経過について説明があり、本人自らが選択、決断をして治療を受けることもできるようになりましたが、実際には難しい問題を含んでもいます。

視点 利点 欠点
患者側 生理学的
治療に対して協力的になり、自ら前向きに治療できる
不用意に告知すると、患者は混乱に陥り、適切な対処ができずかえって予後を悪くする
治療後の再発や転移に気づきやすくなる
心理社会学的
家庭や職場などの社会的問題を処理し、身辺整理ができる
人によっては闘病意欲を失い、自暴自棄になったり、急に子供のように甘えるなどの退行反応を起こす
上手に告知されると、かえって落ち着く患者が多い
家族の側からみると、嘘をつかれなくてすみ安心感が得られ、付き添いやすくなる
生命倫理的
充実した時間や余生を過ごすことが可能となる
人によっては自殺を企てる
生きてきた証や、ライフワークの完成に努めることができる
人生の総括ができる
医療側 生理学的
病態について説明しやすい
-
検査や治療が行いやすい
-
定期的診察が可能となる
治療を中断する患者がいる
心理社会学的
秘密がなくなり、嘘をつく必要がないことで気持ちが楽になる
-
患者の相談に乗りやすい
-
告げないことにより生じる、医事紛争などの心配から解放される
人によっては告知前より対応が難しくなることがある
(医療側に怒りを示すこともある)
生命倫理的
最後まで充実した生が送れるような治療や、ケアがしやすい
-
患者と医療者関係が、より緊密になり信頼関係が強まる
告知後のフォローを十分にしなくてはならない。そのためチーム・プログラムが必要となる

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